[box class=”box_style_pink” title=”メッセージ”]ニューハーフなんですけど、ダイジョウブですか?[/box]
このメッセを前にして、俺は一瞬たじろいてしまった。
それまでの俺だったらニューハーフって事だけですぐさま、完全スルーしてたかもしれない。
でも、それにしてもプロフの写真がカワイイ。
最初、超カワイイのに名前がマサルってのが気になってた。
でも、そういうボーイッシュな名前の子もいるかっていう程度にしか考えてなかったんだ。
逆にインパクトがあるって事で自分に付けた源氏名みたいなもんかもしれんと。
はっきり言って簡単にはスルー出来ないビジュアルしてる。
俺、ハピメのプロフ写真見て、久々にトキメキ感じちゃったかも。
多分、男だった時はよっぽど美少年だったんだろうね。
可愛いニューハーフを前に迷う俺
このニューハーフ、今は女の子としてマジでカワイイ。
すんごい清楚な感じがするんよ。
中学とか高校ん時、こういう子が隣の席に座っていたら、絶対に好きになっちゃうレベル。
一言で表すと ネ申 だ。
髪の毛だってサラサラだし。
俺、ハッピーメールで見つけてメッセをやりとりしたマサルちゃん(くん?)にハマってしまった。
ハッピーメールのメッセで何回かやりとりをした後、実はって事でニューハーフだとカミングアウトされたんだ。
人間、慣れるというワザを持っている。
最初はちょっと引いてしまったけれど、事実が自分の中にスーッと入ってくるとそれがスタンダードになって、違和感すら感じなくなってしまう。
そうなると、ニューハーフっていうのがどういうエッチをするのかすごく気になってしまった。
それに今、マサルちゃん(くん?)のカラダはどのレベルなんだろうとその辺の事まで思いは巡るようになる。
会えば全部、はっきりする。
って事で俺、マサルちゃん(くん?)と会う事にした。
佐賀駅前でニューハーフと待ち合わせをして驚いた!
彼女と待ち合わせをしたのはJR佐賀駅前。
正直、ナメていた。
いくらプロフの写真がカワイイと言ってもやっぱり男の娘(おとこのこ)である。
会えばすぐ分かると思っていた。
でも実際は全然、分からんかったです、ハイ。
約束した佐賀駅の前でボーッとして待ってると、いきなりマサルちゃん(くん?)に声をかけられてハッとした。
顔を上げると、そこには普通に超カワイイ女の子が立っていた。
って言うか、周りにいる他の女の子より上質だ。
全然、気が付かなかった。
ニューハーフだから、それらしい子が近寄って来たら雰囲気ですぐに分かると思ってたけど、普通にカワイイ子なんで、正直びっくりした。
多分、周りの男はカワイイ子連れてんな〜って思ってるだろうなっていうレベル。
完全に俺はその場の雰囲気に飲まれてしまって、舞い上がっていた。
ちょっとあどけなさがあるマサルちゃん(くん?)はそんな俺の心中を察しているのかいないのか、慣れた感じでリードしてくれた。
「んじゃ、(ラブホに)行きます?」
「あ、はい。そうしましょっか」
多分、年齢はマサルちゃん(くん?)は俺より年下なんだけど、完全に俺の方が彼女にリードされてる。
って事で俺は一度失いかけた平常心を必死で取り戻しそうとしながら、マサルちゃん(くん?)と並んでラブホまでの道を歩いた。
「カラダは完全に女の子なんだよね?」
「うん、手術したよ。工事済みだから安心してね」
工事済みってのは、チンチンを撤去して穴を掘ったという事のよう。
よくニューハーフだと玉は取ったけど、チンチン残ってるっていう話を聞くけど、どうもそれはないみたい。
工事して作ったと言う穴、果たしてどんな感じなのかすんげぇ興味が湧いて来た。
そう思うと、俺、ちょっと平常心を取り戻して来たんだよね。
佐賀駅からどれくらい歩いただろう?
俺たち、せいざんっていうラブホに入ったんだ。
本当にニューハーフとセックスするのか?俺
部屋に入った瞬間、ちょっとハッとしたというか、ホッとしたというか。
マサルちゃん(くん?)の匂いがフツーに女の子なんだよね。
マジ、イイ匂いする。
いつもだったらこの瞬間、俺は抱きしめてキスをするんだけど、でも今日はちょっとそれが出来なかった。
「ね?見た目、完全に女の子なのになんで名前は男のまんまなの?」
「ん〜、なんでだろ?まだ全部昔を捨てきれないのかも〜」
彼女は笑いながら俺にこう答えた。
それにしても声も普通に女の子だ。
そんじゃって事で、一緒にお風呂に入る事になった。
脱衣所に入って一緒に服を脱いだんだけれど、俺は自分の服を脱ぐよりも、一枚一枚服を脱ぐ事にそこにどんな肢体が出てくるのが、興味はそっちに向いてしまった。
マサルちゃん(くん?)のカラダはちょっと細めだね。
ブラとパンティ姿になった時、あ、やっぱ腰のクビレはあんまないな〜と思った。
でもそれ以外は普通に女だ。
華奢なカラダだけれど、その割にはオッパイは結構、ボリュームあるし。
パンティの方に目を向けると、やっぱりチンチンはないみたい。
俺の注意がそこに集中してるのもおかまいなし、マサルちゃん(くん)はなんの躊躇もなくパンティをスルスルっと脱いだ。
するとそこには、マン毛があってチンチンはない。
やっぱり恥骨の盛り上がりはあんまないように見えたけど、これ、言われなかったら工事して作ったとは誰も気が付かないだろうね。
って言うか、言われてもちょっと信じがたいレベル。
技術の進歩って、俺の知らない間にここまで進んでいたんですね。
俺はまさるちゃん(くん)に手を惹かれてバスルームに入って行った。
ニューハーフと一緒にお風呂に入ってみる
はて、昔この光景をどこかで見た事がある。
あ、これ未知との遭遇かも。
ラストシーンで主人公が宇宙人に手を繋がれて宇宙船に乗り込んでいくシーンだ。
最近の人には分かりにくいかも(汗)
とにかくSFチックな世界に俺は足を踏み入れたような気がした。
ちょっと違うドキドキが俺を包み込んで行った。
その2に続く
コメント